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3.2.3.6.10 次回以降の会議予定

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3.2.3.6−11各国でのAFTN,CmIN,ATNに関する状況報告
参加各国からAFTN,CIDIN,ATNに関する開発実施状況が発表されたが、議事の関係で時間が制限され、発表そのものは非常に早いぺ一スで行われた。ここでは各国からインフォメーション・ぺ一パ(IP)として発表されたWPの要約を記す。
(1)アイルランド(WP36)
アイルランドCAAは、トライアル用にADSとCPDLCのシステムを開発中である。ADSディスプレイはレーダ・トラッキングを同時に表示する仕様である。これらのシステムはUMXべ一スのワークステーションで構成される。
現在のHF通信機をHFデータリンクに更新する計画がある。
地上間通信ではAFTNスイッチング・システムをX−25ネットワークに接続することを計画している。
VHFデータリンクとSSRモードSデータリンク用にデータ・ネットワークを準備する計画である。
これらの計画のスケジュールについては明示されなかった。
(2)中国(WP39)
中国では、CAAC専用のX.25ネットワークが構築された。このネットワークには50箇所のメッセージ・スイッチング・センタ、8台のパケット・スイッチングルータ、45台のコンセントレータおよび1箇所のネットワーク管理センタ(北京が含まれている。このネットワークは将来に亙り拡張され、VHFデータリンクのバックボーン・ネットワークとすることやATNルータの接続も考えられている。
(3)ATNシステムズ?NC(WP40)
ATNシステムズ?NC(以下ATNSI)は、1995年にFAAとATNに関する技術標準、ソフトウエア、テスト器材の開発に関する契約を行った。1996年12月2日にはATNアビオニクス(RRI−Router Reference Implementation)、コンフォーマンス・テスト(CTS−Confor?mce TestSuite)に関する契約をメーカ、コンサルタント等と行う予定である。RRIはアライド・シグナルを中心としたハネウェル、セクスタント、アビオニクス?、ソフラビア、トムソンCSF、バーテル企業のグループと、CTSはAR川Cを中心としたアライド・シグナル、セクスタント、アビオニクス?、ソフラビア、トムソンCSFの企業グループと契約する予定である。
1999年6月には、北大西洋に関連する8ヶ国で10から15機のATNSARPsに準拠した航空機を用いて6ヶ月間の運用評価を実施する予定である。この結果、1999年末には北大西洋での

 

 

 

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